不動産

社会の財産として

個人が建てた家は、個人の所有物であり、 その権利は守られており、ある意味絶大です。 何人たりともその権利を勝手に侵すことはできませんし、 法の範囲において、個人は自分の家を好きなようにできます。 こと建築物に限っては、この所有権にまで踏み込ま…

情報力

どんな仕事においてもそうかもしれませんが、 不動産業においては、特に「情報」が重要です。 そこが生命線と言っても過言ではないと思います。 2つとして同じ商品がないこの世界では、 情報がどのように出てくるかも千差万別です。 まずは、1件1件所有者…

土砂災害警戒区域

いきなり、仰々しい言葉を登場させてしまいましたが、 特に、これから土地や家を購入する方には 知っておいていただきたいです。 意味は、読んで字の如くで、 「土砂災害防止法」という法律に基づいて自治体が指定するものです。 岡山県の説明ページ↓ http:/…

更新料問題

昨日、賃貸住宅の契約更新料が「有効」だという、 最高裁の判決がでました。 一般紙でも大きく取り上げられていますので、 社会的にも注目が高い話題なのだと思います。 この「更新料」は、京都や首都圏で多い地域的な商慣習なので、 ここ岡山ではあまりピン…

都市再生街区基本調査

先週、土地の測量をするための基準点のことを書きました。 その基準点の整備していくために行われたのが、 国の「都市再生街区基本調査」です。 ほとんどの人が聞いたことがない話かもしれませんが、 その成果物は、ほとんどの人が目にしたことがあると思い…

支援が減っていきます

住宅購入に対して、国がいろいろな支援策を 用意してくれていますが、今年(2011年)で期限が切れたり、 縮小したりするものが多いです。 今は、相変わらず金利も低いですし、 不動産の価格も低いところで落ち着いている感がありますので、 国の支援策の…

被害が半減します

住宅へ火災警報機をつけた際の効果のことですが、 結構すごいと思いませんか? 消防庁のサイトより→http://www.fdma.go.jp/html/life/yobou_contents/qa/pdf/q06-01.pdf 平成18年6月より住宅への火災警報機の設置が義務づけられ、 それ以降の新築住宅には…

不動産の防災情報

岡山市のホームページには「防災情報マップ」が掲載されています。 ↓ ↓ http://www2.wagamachi-guide.com/okayama/?dtp=3&ctycode=33100 弊社のような仲介業者が不動産取引をお世話する際には、 "重要事項説明"が義務づけられていますが、 このマップにある…

シェアするといいこと

今週の日経新聞に、「シェア住居」のことが書かれていました。 鍵のかかる個室はあるが、風呂やキッチン、リビングなどを 他の住人と共有して暮らす住宅のことで、 都市部を中心に若者の人気を集めているそうです。 この話には、「へぇー」とちょっと驚きで…

古い航空写真

今やグーグルマップで普通に航空写真が見られるので、 目新しいものではないかも知れませんが、 古い航空写真を眺めるのはなかな楽しいです。 「国土変遷アーカイブ」という国土地理院のサイトで 昔の航空写真を見ることができます。 →http://archive.gsi.go…

ジアース

ついに、というか、やはり、というべきか、 あのグーグルが、不動産業界に殴り込んで(?)きました。 グーグルと手を組んだ日本の会社が、(株)ジアースで サイトの名前もずばり、「ジアース(The Earth)」。 グーグルマップ上で不動産の物件情報が 検索…

小さなチームでも

先週1週間は、イマナカが新婚旅行のため一人で業務を行いました。 普段はイマナカにまかせている当社のルーチンを一人でやることに・・・ 会社の日常業務を見直すいい機会になったのですが、 慣れていないことをすると時間がかかってしまいます。 ルーチン…

今は買い時!?

これから先、土地や住宅の価格が大きく下がっていくことがないかぎり、 今は家を買うにはいい時期だといえると思います。 家を検討中の方は、早めの決断が賢いかも知れません。 なぜなら現在行われている住宅の支援制度は、 来年から順次縮小されていく予定…

岡山もよくなるか

首都圏では、新築のマンション販売が堅調のようです。 今年の3月4月の契約率は80%の水準に達しており、 好不調の目安となる70%を4ヶ月連続で越えているとのこと。 土地の取引も回復基調にあるという記事もちょっと前にありましたが、 東京の方はそ…

更新を迎えて

運転免許ではなく宅建業の免許のことです。 今まで当社の免許証番号は、「岡山県知事(1)第4930号」 だったのですが、この度、「岡山県知事(2)第4930号」になりました。 知っている方も多いかも知れませんが、 この免許証番号のカッコの中の数…

うまく利用しよう

昨年から始まった、住宅取得資金に係る贈与税非課税枠が 500万から1500万に拡充されています。(H22.12.31まで) →http://www.mof.go.jp/genan22/zei001c.htm#04_05 すでにご存じの方も多いかと思いますが、 住宅取得に親御さんからの援助を考えてい…

全国地価マップ

一般の人にはほとんど用のないサイトだと思いますが、 私たちは仕事柄頻繁に覗くサイトの一つです。 →http://www.chikamap.jp/ その名の通り、全国の土地の価格を簡単に調べられるので、 ほんとに便利で重宝しています。 四種類の土地の価格がまとめて見られ…

岡山管財協同組合

世の中にはあまり日の目をみない流通があります。 破産した会社の財産を処分することです。 先日、当社と私の同級生の会社と他2社の計4社で、 この破産財産の処分を請け負う組合を設立しまして、 その名前が「岡山管財協同組合」なのです。 そもそもは、私…

住宅ローンアドバイザー

こんな資格があるのをご存じでしょうか? まさに、住宅ローンについてのアドバイスをするためのものですが、 住宅ローンが多様化するなかで、消費者保護を図るためにできた 比較的新しい資格です。 (財)住宅金融普及協会というところが認定するいわゆる民間…

"両手"がなくなる!?

不動産取引における仲介手数料の話です。 売主か買主のどちらか一方のお世話をして報酬をもらう場合が"片手"、 売主と買主の両方のお世話をして両方から報酬をもらう場合が"両手"です。 業界用語ですが、読んで字の通りでとてもわかりやすいと思います。 両…

早とちりは禁物です

住宅ローン減税の話です。 世の中が景気の悪い話ばかりなので、お上が打ち出している政策も気になります。 昨年暮れに出された税制改正案によると、昨年で終わる予定だった、住宅ローン減税が延長され、しかもこれまでで一番手厚い減税枠が見込まれています…

リノベ物件見学会

先週、リノベーションについて書きましたが、 今週は、弊社が企画・コーディネートしました、 リノベーションマンションの完成見学会のご案内をいたします。 この案件は、一人暮らし用のマンションをお探しのお客様が、 当社をバイヤーズエージェントしてご…

リノベーション

goo辞書によると、リノベーション 3 [renovation] (1)刷新。改革。(2)修理。改造。修復。と、もう一つ「新語」として以下が紹介されています。〔刷新,修繕などの意〕 既存建物を大規模改装し耐震性や省エネ性能など, 用途や機能を刷新・高度化し,建築物に…

もう飽きられた!?

以前にも書いた"サツタバ君"、いわゆる不動産ファンドのことです。 先日銀行の方が、 「不動産ファンドは、もう岡山から引き上げていってますよ。」 とおっしゃっていたのを聞いて、 「えっ、もう飽きられたのか?」と思ってしまいました。 確かにここ何ヶ月…

バイヤーズエージェントを雇おう

不動産は特殊な商品です。二つとして同じものがありません。 車や電化製品と違って、基本的にカタログも説明書もありませんし、 ネットを調べまくっても、ある特定の不動産についての商品情報や 良いとこ悪いとこなどのコメントが見つかることもまずないでし…

不動産屋になろう!

メルマガ2年目のスタートは、「不動産屋になろう!」です。 この1年、不動産や建築についてたくさんウンチクを書いてきました。 飽きずにお読みいただいた方にはご理解いただけるのではないかと思いますが、 私は不動産屋という仕事に誇りを持っています。…

お金が世界をグルグル回ってる

アメリカに端を発した世界同時株安。いわゆるサブプライム問題・・・ なーんて書き始めると、えらい難しい金融問題でも語るのか、と思われそうですが、 この一行くらいは書けますが、それ以上は大して分かっていません。 仮にも日経新聞を購読しているので、…

土地の境界を考える

今週の月曜日に中納言町の土地の境界の立会いをしました。 土地家屋調査士の段取りのもとに、役所の担当者や町内会長、 隣地の所有者の方々にお集まり頂き、現地を確認しながら境界を確定させていくものです。 よく耳にする「境界のモメゴト」はこういうとき…

路線価発表に際して

おととい1日に今年の路線価が発表されました。 新聞でご覧になった方も多いと思います。 いつもこの報道を見て、 「広島県1.1%下落、岡山県横ばい」のように 県全体をまとめて数字を出しているのにとても違和感を感じます。 全国平均なんて論外です。 平均…

不動産ファンドがまちを襲う!?

先月、地価公示が発表された直後くらいに、 「不動産投資信託が地価を動かしている」という趣旨の記事が、 日経新聞に出ていました。 その時点で、不動産投資信託が参入していない地方の県が10ほどあり、 それらの県は、軒並み地価の下落率が上昇していると…