"両手"がなくなる!?


不動産取引における仲介手数料の話です。
売主か買主のどちらか一方のお世話をして報酬をもらう場合が"片手"、
売主と買主の両方のお世話をして両方から報酬をもらう場合が"両手"です。


業界用語ですが、読んで字の通りでとてもわかりやすいと思います。
両方のお世話をしたからといって、仕事量が2倍になるわけではないので、
両手はまさに"おいしい仕事"のかたちなわけです。


不動産業界がこの"両手"をめぐって騒がしくなっています。
民主党マニュフェストの「国土交通(安心取引で中古・リフォーム・賃貸市場を活性化)」の中に
こんな記述があるのです。


「一つの業者が売り手と買い手の両方から手数料を取る両手取引を原則禁止とします。」
↓ ↓
http://www.dpj.or.jp/policy/manifesto/seisaku2009/18.html


"両手"という業界用語をそのまま使っているところもビックリですが、
業界のあり方をひっくり返すような話なので、これまたビックリです。


これまで「不動産業界=自民党」であったことは間違いなく、
自民党のマニュフェストにこんなことが載ることは考えられませんでした。


実現すれば、業界が変革を迫られることになります。
政権が代わるとはこういうことなのかも知れません。




岡山市の不動産は有限会社バルプラン