支援が減っていきます

住宅購入に対して、国がいろいろな支援策を
用意してくれていますが、今年(2011年)で期限が切れたり、
縮小したりするものが多いです。


今は、相変わらず金利も低いですし、
不動産の価格も低いところで落ち着いている感がありますので、
国の支援策のことを考えると今年は買い時ではないでしょうか。


支援策のポイントを確認しましょう。


<住宅ローン減税>
これは、2013年まで制度が続きますが、
税金の最大控除額が、2011年は400万円、2012年は300万円、
2013年は200万円と徐々に下がっていきます。


借入額が4000万円くらいになる可能性のある人は、
制度の恩恵を目一杯受けるには、今年がラストチャンスです。


この制度は、この控除額ばかりが目についてしまいますが、
基本的には、借り入れが多くて、税金もそれなりに払っている人が
より恩恵を受けられる制度になっています。


実際に自分はどのくらいの節税効果があるかをよく確認する必要があります。



贈与税の非課税枠特例>
これは、今年で終わってしまう制度です。


住宅購入にあたり、親御さんから資金援助を受けるつもりの人には
とてもありがたい制度なので、要チェックです。


贈与税がかからない限度額は、通常110万円までですが、
住宅取得のための資金を直系の父母や祖父母から贈与された場合は、
さらに1000万円枠が広がり、1110万円まで無税となる制度です。
(ちなみに昨年はその追加枠が1500万円でした)



フラット35S>
35年固定金利の住宅ローン「フラット35」の
当初10年間の金利を、借入金利から1%引き下げてくれるものです。


これは当初昨年で終わる予定でしたが、今年まで延長されました。
固定金利を希望する人にとっては、とても魅力的な制度です。


例えば、35年返済、金利2.5%で2000万円を借りたとすると、
普通のフラット35より35Sのほうが、総支払額が207万円低くなります。


この制度を使うには、建物が一定の性能を満たす必要がありますが、
中古住宅でも適用されますので、ぜひ知っておきたい制度です。


ちなみに期限は、今年の12月30日の申込み分までということですが、
国の予算枠を越えてしまうと前倒しで終了してしまうので、確認が必要です。



住宅エコポイント
一定の省エネ基準を満たした住宅を対象にポイントがもらえる制度です。
家電であったエコポイントの住宅版ですね。
リフォーム工事も対象になっています。


この制度は、今年の12月31日までに着工した工事が対象だったのですが、
何と、期限が7月31日に短縮されてしまいました。
(今朝の新聞で発表されています。)


予想以上に申請が多かったのが理由だそうです。


ざっとこんな感じです。
分からないことは、お気軽にお尋ねください。


こういう制度は、知っている人だけが得するものです。
そして制度はよく変わります。


関係する人には、結構大きな話です。
役所はわざわざ教えてくれませんので、
意識してチェックしておきましょう。





岡山市の不動産は有限会社バルプラン