木造マンションがまちを変える!?

現在進行中の第2弾コーポラティブ住宅も、
中納言と同じように基本構造は木造で計画しています。
分譲マンションと同じ所有形態を持った木造の集合住宅なのです。


文字で書くと簡単ですし、すでに中納言に事例が出来ていますので、
「あぁ、あれね」くらいで済まされてしまいそうですが、
土地の弱点を逆手にとって、木造2階建で戸建てに近い環境をつくりだした、
この”木造マンション”は、おそらく全国的にも珍しい企画だと思っています。


木造の集合住宅というと、
昔の木造賃貸アパートのようなイメージをもたれてしまいそうですが、
中納言・国富の2つプロジェクトを実現することで、
コーポラティブ方式による木造マンションが、
家づくりの新たなかたちとして定着することを願っています。


この話をする時に忘れてはならないのは、
「コーポラティブ」も「木造マンション」もあくまで手段であって目的ではない、
ということです。


いい場所に家をもちたい、戸建てが理想、木の家がいい、コストも抑えたい・・・
大きな土地に数軒の家を一緒に計画して一緒に建てる、
そうすることで、いい場所に予算に合わせて家を手に入れられる。
それを実現する手法がコーポラティブ方式の木造マンションなのです。


実際に実現していくには、専門的な知識やテクニックが必要になるのですが、
それを考え壁を乗り越えていくことこそ、私たち家づくりに携わる者の
使命だと考えています。


既存のやり方では、既存の街並みが繰り返されるだけです。
この国の街並みを変えていくには、例えば木造マンションのような、
既成概念に囚われない発想が不可欠ではないでしょうか。




岡山市の不動産は有限会社バルプラン