私が変われるか

昨日から今朝にかけて、
村上春樹さんのスピーチのことがニュースで取り上げられています。


カタルーニャ国際賞という賞を受賞された時のスピーチですが、
ネットで全文を読んでみて、とても感動しました。
メディアが取り上げる意味が分かりました。
(ニュースではなんのこっちゃよく分かりませんでしたが)


かの村上春樹さんが発した言葉ですから、
それだけで注目されるのは当然でしょうが、
やはりその内容が心に響くものでした。


"この度の福島の原発事故は、
日本人全員が被害者であり、加害者である。"


"広島長崎で被爆を経験した私たち日本人が
自らの過ちで二度目の核の被害を出してしまった"


確かに私たちは、幼い頃から嫌というほど教えられてきましたので、
戦争の恐ろしさ、特に原爆の恐ろしさについては
身に刻まれている感じはあります。


あの恐ろしい原子爆弾と同じような放射能の被害を、
"自ら"つくったもので起こしてしまった。


考えればその通りなのですが、
そういう風に考えてみることはなかったので、
ちょっとショックです。


そして、
「我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。」
というこの言葉は、胸に突き刺さります。


春樹さんの遠いスペインからのスピーチは、
「そろそろみんな目を覚まそうよ。」
「みんなが変われば、変えられる。」
のように私には響きました。



倫理や規範を変えていくことが簡単なわけはありません。



一人の私が変われるか、その積み重ねしかない。
難しい。。。


村上春樹さんのスピーチ全文(前半・後半)
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110611k0000m040017000c.html
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110611k0000m040019000c.html





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