土地に誕生していくもの


国富2丁目コーポラティブ住宅が次々と棟上げしています。


中納言の時もそうだったのですが、
棟が上がっていくと、土地に命が誕生していくように感じます。


ほぼ毎日現場の変化を見つめているので、
セミの羽化をじっと眺めているときのような感覚になっているのかもしれません。


家が誕生していくのが生命の誕生と同じだというのは、
少し大げさかもしれませんが、体感したことのある人には
わかってもらえるのではないでしょうか。


数軒が一度に家をつくっていくコーポラティブ住宅では、
この"家が誕生していく感"をより強く感じられると思っています。


自分の家は1軒だけですが、
一緒に施工している他の家も、自分の家と同じくらい気になってきて、
全部が自分の家のような錯覚に囚われてしまうのです。


この親近感は、中納言で自分が体験したからわかるのですが、
とても不思議な感覚です。


誕生いていく感を共有できる、この親近感こそが、
後の生活の安心感へとつながっていくのです。


その土地に誕生していっているのは、
目に見える物体としての家だけではない。


これこそが、コーポラティブ住宅の醍醐味かもしれません。



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