家の見積書


家を建てるときの見積書なるもの、
業界の人でない限りあまり目にするものではないので、
ほとんどの人がわからないことだらけだと思います。


でも、多くの場合1000万を超えるような大きな金額になるわけですから、
わからないでは済まされないですよね。


とても悩ましい問題だと思います。
なぜなら、まちの大工さんに普請してもらっていたような時代と違い、
今や人も材料もグローバル化し、業界が複雑化していますので、
見積書の細かい内容を、一つずつ適正かどうか判断するのは
難しくなってきていると思うからです。


"だから建築建設業界はダークなんだ。"と聞こえてきそうですが、
この業界の宿命的なものがあるのも事実です。


家は、"工場で""機械で"つくられる商品と違い、
まだまだ"現場で""人の手で"つくられています。
この一点だけでも家の正確な見積りは大変です。


しかも、携わる様々な業種の様々な会社の見積りをまとめて
一つの家の見積書になるわけですから、なお大変です。



大きな会社などでは、高度な積算・見積りのシステムが
適用されているのかもしれませんが、根拠となる細かい見積りは
地場の業者さんからあがっていることに違いはありません。


細かく見積りをできるかどうか、その価格は適正なのか、しかもきちんと仕事をするのか・・・
下請けのところまで考えるといよいよわからなくなっていまいます。



個人的な意見ですが、家の見積書に正解はないと思います。
互いに了解し、いいものができればそれが正解、くらいな感覚です。


あまり神経質になってもことが進みませんので、
まずは、自分の立場にたってもらえる相談相手を見つけることが
大切なのではないでしょうか。




岡山市の不動産は有限会社バルプラン