エコーポラティブ

何のことはないです、単にエコとコーポラティブを合体させただけです。


みんなで土地を買って、みんなで土地利用を考え、
みんなで一緒に家をつくっていく。


力強く言い切ってしまいますが、
このコーポラティブ方式の家づくりや暮らし方は、
これからの"エコ"を語る上で、欠かせないキーワードです。


ここで言うエコには、生活での節約・省力化などの意味の他に、
自分たちの暮らすまち・地域社会を元気にし、愛着や誇りをもって
未来へと継承していけるものへと育んでいくという、
大きな意味での"環境活動としてのエコ"の意味を含んでいます。



大学時代の恩師重村力先生が「生命循環都市」という
都市計画の理論を提唱されているのですが、
私なりにこの理論を解釈させていただくと、
究極は、家族の次の、向こう三軒両隣くらいの小さな単位での
環境形成、コミュニティ形成が一番重要だ、に行き着くと思っています。


その小さな環境単位が、繋がったり重なったりの関係を結んでいったものが、
町内会単位になり、小学校単位になり、そしてまち・都市を形成していっている。
この構図のはじまりである、小さな地域コミュニティを育むことこそが、
世界の命題である、低炭素社会実現への足掛かりになると思うのです。


みんなで畑をして野菜を育てる、
みんなで太陽光パネルを設置して発電をする、
カーシェアリングで車にかかるコストを減らす、
1回線をみんなで共有して、ネットにかかるコストを減らす、等など。


一人ではなかなか取り組めないことも、
数軒の家が一緒になれば、負担も少なくなりますから、
実現可能性も高くなるはずです。



コーポラティブ住宅で新しい小さなコミュニティを生み出すことは、
地域の、そして地球の未来を明るくすることなのだ。
と言ったら言いすぎでしょうか。。。