住宅瑕疵担保履行法

これから、住宅を建てたり購入したりすることを考えている方は、
ぜひ知っておいていただきたい話です。
住宅を手に入れる消費者を保護しようとするものだからです。


いわゆる耐震偽装事件のときに、
問題を起こしたマンション売主業者が倒産してしまったため、
購入者が補償を受けられなくなるという問題が起きました。


マンションの建て替えをするために、
元々のローンが残ったままさらにローンを組まなくてはならない、
というような被害を責任のない消費者が被ってしまったのです。


こうした問題に対応するために制定されたのが、
この「住宅瑕疵担保履行法」です。
(正式には「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」)


この法律は、
住宅品質確保法(いわゆる品確法)で定められた瑕疵担保責任
履行するための資力確保措置を業者に義務づけるものです。


具体的には、"新築"住宅の売主または請負業者(建設業者や宅建業者)が、
今年の10月1日以降に引渡しを行う際には、
「保険への加入」または「保証金の供託」が義務づけられます。


これにより、売主や請負人の倒産などにより瑕疵の補修等が
出来なくなっても、保険金の支払いまたは保証金の還付により
必要な費用が買主に支払われるようになるのです。


詳しくは国土交通省のページをご覧ください。
 ↓ ↓
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutaku-kentiku.files/kashitanpocorner/htdocs/index.html


大きな買い物をするのに、ありがたい制度です。
自分の身を守るためにも概要くらいは押さえておきましょう。