仮設住宅にも工夫を

被災地の仮設住宅建設が始まっていますが、
これまでの同じようなつくり方をしているようで、
気になります。


阪神大震災後に仮設住宅での孤独死が多発し、
「仮設」とはいえ、一定期間生活する場としての
そのつくり方が問題になっていたと思います。


ただ整然と並べられただけの四角いプレハブ住宅・・・
そこへ抽選で選ばれた人が順番に入居する・・・


雨風をしのぐだけの「箱」をつくっただけで、
人が「暮らす」場所としての配慮が抜けていたのです。
人が人と交わる「コミュニティー」が欠如していたのです。


今また同じようなことが行われているのではないかと心配です。
もっと工夫してつくるべき、と指摘している識者の新聞記事も
先日見かけたので、おそらく変わっていないのだと思います。


その新聞記事では、
住宅をただ並べるのではなく、ちょっと並びに変化をつけるだけで、
空間にたまりができ、井戸端会議スペースのようなものが生まれるのでは、
みたいなことが書いてあったと思います。


緊急事態だからこそ、
より配慮された住空間が提供されるべきです。


現場の状況がよく分かっているわけではないので
何も言える立場ではないですが、
少なくとも仮設住宅での孤独死のニュースを
聞かずにすむように祈るばかりです。





岡山市の不動産は有限会社バルプラン