国民総幸福量

最近新聞で見かけるこの言葉、一瞬「ん!?」となります。
はじめは、間違えて書いたものじゃないかと思ったくらい、
何とも怪しげな言葉で気になります。


ブータンが打ち出している、国の開発政策の根幹をなす概念だそうです。
経済の指標GDPに対比して、GNH(Gross National Happiness)と標記され、
経済成長の指数よりも、国民の幸福度合いを重視しようというものだそうです。


実際にアンケートをとって、国民の幸福度を調べていってるそうで、
その結果を色分けした地図もあるらしいです。
地域や世代、職業ごとなどの幸福度合いがその地図でわかるのだとか。
(日本でも先日の国勢調査にあわせてできそうな気がしますが・・・)



世界中が地球規模の経済の渦に巻き込まれている中で、
そんな国があることが不思議な感じがします。


しかし、この小国ブータンの取り組みは、
全人類に対して問題提起しているように思えてなりません。
今まさに名古屋で開かれている、COP10もそんな問題を考える場なのだと思います。


経済を理由に、自然や文化を破壊してはならない。
経済成長=幸福とは限らない。


そんな当たり前をちゃんと考えないといけません。

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