桑田真澄

突然の引退ニュースにビックリし、さびしい思いです。


私より二つ年上ですが、
私が高校野球を食い入るように見ていた最後の世代で、
清原選手たちと共に憧れの人でした。


もう当時はサッカー小僧でしたが、
そのころは今のようにサッカーをテレビで放映していませんでしたので、
甲子園の映像は、もともと野球小僧だった私の大きな楽しみの1つでした。


甲子園球児たちが自分より年下になってしまってから、
急に高校野球を見なくなってしまいましたので、
KKコンビ世代は、テレビで見るスターとして純粋に憧れていた最後の時代なのです。



清原さんの番長ぶりも楽しませてもらってきましたが、
桑田さんのあの朴訥さと野球に対するまじめさが、
とても好きで、男として格好いいと思いつづけてきました。


あの投げ方はとても日本人らしくて格好いいと勝手に思っていましたし、
内角低めにストレートが決まって、見送り三振を取ったときの、
すばやくベンチへ向けて走り出す姿がとてもさわやかでしたよね。



巨人を出てから、大リーグの入団会見で、
いきなり英語で質問に答えていたのを見て、「さすがっ!」と感心させられ、
その小さなことにも、この人の人生観を見た気がしました。


一般人からすれば、華やかな人生なはずですが、
どこか"哀愁漂う感じ"がしていたのは私だけでしょうか・・・


しかし引退のコメントをしているときは、
いつもと違い、吹っ切れたようにさわやかに見えたので、
このこだわりの男の今後の人生が楽しみになりました。



私が言うのもなんですが、長い間お疲れ様でした。