イタいIT化

法務局のデータ電子化の話です。
失礼かも知れませんが、本当に首をかしげたくなります。


役所の業務やデータを電子化し、ネット上にあげていく最大の目的は、
業務の効率化・省力化による行政サービスの向上のはずです。


法務局のサービスがネットから受けられるようになったのが、
2000年前後だったと記憶していますが、
そもそもこの時に、ネットを介してサービスを受ける方が料金が高い、という
考えられないような設定になっていたのです。


法務局へ出向く手間を省くために利用はしていたものの、
課金されるクリックをするときは、なんとも腑に落ちませんでした。


通行料が高くて利用されない本末転倒になっている高速道路と
同じようなことがここでも起こっていたのです。
この国の公共サービスの悲しい現実です。


しかし、この4月からようやく料金の改定があり、
ネットを利用した方が安いという本来あるべき形になりました。当然です。


ところが、最近気がついたのですが、また落ちがありました。
ほとんどの情報はネット上からとれるのですが、
一部情報に限度があり、結局法務局に出向かなければならないことが
起きることがわかったのです。


頻繁には起こらないけども、とても稀な用事でもありません。
分かりませんが、システム的に不可能なこととも思えないのですが・・・


話を聞いた法務局の人も苦笑いしていました。
やっぱり、「イタい」。