スポーツカーは文化か

トヨタから「86」というクルマが発売されますね。
もちろん"ハチジュウロク"ではなく、"ハチロク"。
私たち世代には独特の響きがあります。


そんなにクルマに詳しいわけではないですが、
"ハチロク"と言えば、私でも知っています。


学生時代にクルマ好きの友達は、
こぞってハチロクに乗って、ドリフトの話をしていた気がします。


ノスタルジックに聞こえる"ハチロク"を名に冠したクルマを開発したのには、
スポーツカー文化を復活させるというコンセプトがあるようです。


86のホームページによると、
「スポーツカーはカルチャーです。」に始まり、
「スポーツカーとは本来、単なるハードを超えて、生きることの実感をより濃いものにする
官能的な「カルチャー」、上質な「ソサエティ」である」
とあり、最後に
ハチロクトヨタが、そして日本の大人たちが、長いあいだ忘れていたこと。」
と締めくくられています。


確かに、近年特に若者のクルマ離れが言われていますし、
クルマの主流はエコカーになっています。


リッター30キロ以上で競っている時代に、
燃費の悪いスポーツカーはどうなの、という感覚が時代かも知れません。


でもトヨタの目指すものも分からなくはありません。
個人的には、昔小さいな軽のスポーツカーに乗っていたことがあって、
その時のターボで加速する感覚は独特のワクワク感があったのを覚えています。
いつかまたカッコイイスポーツカーに乗りたい、という夢もあります。


こんな時代ですが、
スポーツカーは文化として"あり"だと思っています。


"安さ"とか"エコ"ばかりを追求していては、
文化としての側面が薄れていくような気がします。
建築も似ているので、特にそう思うのかもしれません。


「86」は、庶民でも手が届く価格帯になっています。
"文化を提供するんだ"というトヨタの姿勢は、
消費者としてありがたいですし、見習いたいです。



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