災害の備え
岡山の良いところを表現するときに、
「気候は温暖で雨が少なく、災害も少ないし・・・」
のように言われることが多くないでしょうか。
実際私もそのようなことを言ったのが
一度や二度ではない気がします。
きちっとした根拠があるわけではないのですが、
これまで生きてきて、本当に岡山は災害が少ない地域だと思います。
それは間違いなく良いことだしありがたいことなのですが、
逆にそれ故に災害に対する危機意識が低くなってしまっているのかもしれません。
少なくとも私自身はその一人だと認識させられ、反省しています。
今月3日に台風が上陸したときの大雨で
家の敷地内が浸水するという初めての経験をして
全くそんなことを想定していなかった甘さに気づきました。
まさか岡山市内に避難勧告が出るなんて・・・
そう思った人は多いのではないでしょうか。
私は、神戸で阪神大震災を経験しましたが、
独身の賃貸暮らしでしたので、その時にすり込まれた
恐怖や危機意識が薄かったのは否めない気がします。
災害はどこでも起こりうる。
自分の家や家族もいつ被災するかわからない。
最近の災害の多さや、岡山での大雨を経て、
常にそういう意識をもつことが、災害の備えの基本だと再認識しました。
何が起きるのか、の想像力も
どう行動するのか、の行動力も
意識があるかないかで大きな差がでるのだと思います。
そして時間が経っても忘れないようにしよう。