色んな家に住みたい病

仕事柄、様々な家を見ます。


これまでどれ位の家を見てきたでしょうか。
数えてないので分かりませんが、
賃貸住宅も加えると結構な数になると思います。


建物探訪の渡辺篤郎さんのように、
建築家が設計したオシャレな家ばかりではなく、
ごく普通の工務店さんが建てたような家や、
ハウスメーカーさんの賃貸アパートなんかも多いです。


いかにも設計士さんが設計しました〜、みたいな家も
もちろん面白いですし、好きですが、
そうでもない、何でもない家も嫌いじゃないです。


おっと思うようなデザインの細部を見つけたり、
これは使いやすい、面白い、と思うような間取りもよくあります。
どんな家にも何かしらキラリと光るものがあるものです。


そして、家って不思議なもので、
家の中に何にもない空っぽの時は、
カッコよく設計された家とそうでもない家とでは、
後者が見劣りしてしまう感がありますが、
いざ人がその中で生活を始めると、
そうでもない家もそれなりに味が出てくるものです。


それは住む人の「生活感」や「価値観」が反映され、
生きている空間へと変わっているのだと思います。


私はこの"生きている空間"が好きです。ワクワクします。
だから、楽しそうな家を見ると、
すぐ住んでみたいと思ってしまいます。


これは仕事柄というより性格ですね。


ちょっと高台の眺めの良い家を見ると、住んでみたい。
まちの真ん中の歩いて美味しい店に行ける家を見ると、住んでみたい。
海や川が見える家を見ると、住んでみたい。
スタジオのような天井の高い家を見ると、住んでみたい。
平家の風情ある和風の家を見ると、住んでみたい。


高校を卒業し親元を離れてから、大学の寮も会社の社宅も含めて、
これまで9ヶ所の住まいを経験しています。


現在は自宅を建てて住んでいますので、これで"上がり"のはずですが、
どうしてもまた違う家に・・・という思いがどこかにあります。


一種の病気みたいのものでしょうか。。。



岡山市の不動産は有限会社バルプラン